治療内容
肌のエイジングケア
肌老化の原因
年齢を加えることによって生じる様々な変化を、エイジング(加齢)といいます。 エイジングが起こる原因は大きく分けて、『内因性老化』、と『外因性老化』の2要因があります。
内因性老化
外因性老化
『光老化』と『ストレス老化』に分けられ、主に肌老化を促進させる要因となっています。
【光老化】
紫外線(UV-A、UV-B)の害による肌細胞の損傷のこと。 光老化をもたらすのは、主にUV-Aです。 実は年中降り注ぐ紫外線こそが肌老化の最大要因なのです。
【UV-A】
長波長紫外線のことで紫外線の中で最も波長が長く、表皮最下層である基底層から真皮にまで到達し、メラノサイトを活性化して黒くなる日焼け「サンタン」を起こすもので、
UV-Bと比べてそれほど急激な作用はないが、気付かないうちに光老化を促進させている主因は実はUV-Aなのです。
紫外線の中でUV-Aは波長が長いため雲や窓ガラスも通り抜け、晴れた日にしか心配がいらないUV-Bよりも20~30倍の量が私たちに注がれています。
そしてUV-Aは肌の真皮にまで到達し、肌のハリを保っているコラーゲンとエラスチンという2つの繊維を壊す酵素を増やして、コラーゲン繊維は小さく切断され、
エラスチンは変性されてしまいます。
このため皮膚は弾力を失ってたるみ、シワを発生させます。また皮膚の細胞を遺伝子レベルで傷つけるほか、皮膚の免疫力も低下させてしいます。
【UV-B】
中波長紫外線のことで、肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させて多量のメラニンを生成させる作用があり、日焼け「サンバーン」をさせるものです。
エネルギーが強く、表皮細胞の遺伝子に傷をつけることでシミや皮膚ガンの原因になります。
主な症状としては、発熱、腫れや痛み、発赤、またはひどい場合には腫れあがって水泡を生じさせます。
波長が短いため肌の真皮にまで直接は届きませんが真皮にある肌のハリを保っているコラーゲン繊維を壊すコラゲナーゼという酵素の働きを高めて、間接的にシワの原因になります。
【ストレス老化】
老化を引き起こす原因の一つとして近年注目されているのが「活性酸素」です。
活性酸素とは体内に取り込まれた酸素の一部が脂質と結合して酸化させたものです。
金属や食べ物・油など、物質は長い間空気にさらされると酸化しダメージを受けます。
これと同じように私たちの細胞も酸化し、ダメージを受けています。
皮膚が酸化すると細胞にダメージを与え、真皮のコラーゲンなどを硬くして皮膚の弾力を失わせ、老化を進めます。
活性酸素は細胞がエネルギーを作り出すときになどに自ら発生しており、これを打ち消すSOD(スーパーオキシドラジカル)という抗酸化酵素も同時に生成することで無害化されています。
SODの生産量は35歳くらいから急激に減少し、活性酸素による老化現象が徐々に現れ始めます。
活性酸素は激しい運動や精神的なストレス、喫煙や公害、OA機器から発生する電磁波、また、脂質の多い食事や添加物の多い食生活など、主な原因は毎日の生活習慣により発生します。
特に激しい運動などで筋肉が一気にエネルギーを必要とする際や、ストレスなどで胃が縮小し一時的な酸欠状態になった後等、血液が一気に流れ込む際に大量に発生します。
活性酸素が大量発生した際、SODも同時に大量生産され中和されれば問題ありませんが、SODの生産が不足し中和しきれなくなると、活性酸素が様々な弊害を引き起こしはじめます。
その最も顕著な弊害が老化現象です。
幹細胞培養による肌のエイジングケア
エイジングを食い止める重要な若返り要素は、「お肌をどれだけ正しい周期で生まれ変わらせることが出来るか」です。
ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)の周期は平均28日周期ですが、表皮細胞の生産量によって決まります。
つまり、表皮細胞を生み出す表皮幹細胞の活性が若返りの重要な役割を担っているのです。
表皮幹細胞を活性化し、ターンオーバーを促進することでキメの整った透明感のある若々しいお肌を取り戻すことが可能です。
『エイジングケア=幹細胞の活性』
幹細胞は、皮膚、赤血球、血小板など私たちの身体を創る様々な細胞を作り出す能力(多分化能)と、
自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができるという能力(自己複製能)を持っている変幻自在な細胞です。
私たちの身体の中には、さまざまな種類の「成体幹細胞」が存在していますが、現在、美容や医療の分野で最も用いられているのは、
皮下脂肪から採取した「ヒト脂肪由来幹細胞」です。骨髄から採取するよりも脂肪から採取することの有用性が指摘され今、
「脂肪組織由来間葉系幹細胞」が注目されています。
神成美容外科では、患者様ご自身の皮下脂肪を採取して幹細胞を分離・培養し使用するため、感染症の心配もなく、安心・安全のもとエイジングケアを行っていただけます。
幹細胞を水光注射機にて均一にお肌へ注入することで、基底膜にある幹細胞の一種「表皮幹細胞」を活性化して表皮細胞を産生し、
真皮層にある「真皮幹細胞」が線維芽細胞を産生してコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成し肌組織を作り出します。
この作用によりターンオーバーが短縮し、肌組織が若返り、健康な状態に戻ります。
増殖した幹細胞が直接働きかけて肌組織を活性化する、他にはない次世代のエイジングケアです。
治療の流れ
1.洗顔後、麻酔クリームを治療部位(顔)に塗布します。
※麻酔クリームでの「局所投与」
2.麻酔クリーム塗布30分後、水光注射にて幹細胞を直接注入します。
治療時間は約10分です。
3.翌日からメイク可能です。
効果・効能
肌細胞自体の産生・若返り、ハリ・ツヤ・潤いをもたらす美肌効果。
リスク・副作用について
疼痛、発赤・腫脹、針跡・内出血、感染症
幹細胞治療料金
幹細胞培養費用 2500万個 脂肪採取費用 細胞冷凍保管料(2年) |
1,100,000円 (税込み) |
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※保険適用外 自由診療となります。
頭髪の再生
発毛効果が証明されていて安全性が高い
他人の上清を原料にした発毛薬も市場に出回っていますが、自分自身の脂肪幹細胞を使用することで、よりリスクが少なく、より高い効果を得ることが出来ます。
幹細胞の頭皮への注入は、頭髪に邪魔されずに毛根に確実に届けるため自動注射機で注入します。
また、副作用のリスクも低く、安全性が高いことも立証されております。
頭皮へ直接投与
幹細胞を頭皮へ直接注入することで、発毛や育毛の効果があります。
治療時間10分程度。
詳しい治療料金は、お問い合わせください。
症例写真




リスク・副作用について
疼痛、発赤、腫れ、熱感、掻痒感
幹細胞治療料金
幹細胞培養費用 2500万個 脂肪採取費用 細胞冷凍保管料(2年) |
1,100,000円 (税込み) |
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※保険適用外 自由診療となります。
よくある質問
- 幹細胞とは?
- 私たちの体は約60兆個の細胞によって出来ています。 その中でも皮膚や血液の細胞は寿命が短く、 絶えず新しい細胞に入れ替わっています。 その失われた細胞を再び生み出し補充する能力を持った細胞が「幹細胞」です。
- 適合性・安全性は?
- ご自身の脂肪細胞より幹細胞を分離・培養しますので、適合性・安全性の面でも非常に優れております。 市場に出回っている幹細胞化粧品・幹細胞薬品などは、植物由来や他人の幹細胞由来によるものです。 また、脂肪組織からの幹細胞の分離培養に際し、通常ならアメリカFDA未認可の蛋白分解酵素並びに動物由来成分が用いられますが、 我々は独自の方法により一切の酵素並びに動物由来成分を使用することなく幹細胞の分離培養に成功し、より安全なものとしました。
- どこで培養するの?
- 再生医療等安全確保法第26条第4項「再生医療等委員会」に認定されたグランソール奈良の「特定細胞加工物培養施設」で、 採取した細胞から幹細胞を分離・培養を行ない、培養上清を抽出し、無菌状態で保管いたします。
- どこから脂肪を取るの?
- 脂肪の採取は、傷跡の目立たないお臍やお尻から採取します。 採取する脂肪の量もごくわずかです。
- 脂肪の採取は痛くないですか?腫れやダウンタイムはありますか?
- 脂肪の採取は局所麻酔で行ない15分程度で終わります。 腫れや痛みもほとんどございませんのでご安心下さい。 傷跡も数ミリですので、1ヶ月後には傷跡も分からなくなります。
- 持続期間はどのくらい?
- 持続期間というより、まずは老化をストップさせると思ってください。 肌細胞の再生は、数ヶ月という時間をかけておこなわれ、それに伴い更なる肌の若返りを実現します。 肌細胞自体を若返らせ、潤いに満ちた輝きのあるお肌へと導きます。